HRDの評価は、初回進行卵巣癌におけるPARP阻害薬による維持療法など、治療法選択に極めて重要な役割を果たしており、コンパニオン診断であるmyChoice診断システムによる検査が広く実地臨床で行われている。一方で、HRDはゲノム不安定性スコア以外でも評価可能であり、様々な評価法が臨床試験等でも開発されつつある。本シンポジウムでは、婦人科がん領域におけるHRD評価法の最新知見について紹介する。